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三子とは?/ ディック

[ 444] 島根県津和野町 三子山
[引用サイト]  http://www.geocities.jp/houshizaki/mitugoyama-tuwanotyou.htm

島根県の山に登り続けている。本日は津和野町日原と益田市匹見の境に連なる三子山である。山口県から島根県境の傍示ヶ峠を越えて吉賀町に入り、国道187号を高津川沿いに北上、国道9号に出会う約700m手前の枕瀬地区で県道312号に入り、桐長峠を越えて700m先に現在道路工事中の場所がある。
この交差点右手に三子山の標識が立っており、少し手前の左手に祠があるので本日の登山の無事を祈願し、標識に従い分岐を右折する。この先は倉谷川沿いに東に向かう。途中には日浦大橋・小倉谷橋・八千木橋等の橋が架かっており、際奥まで進むと町営バス日浦バス停のあるゲートボール場に着く。
手前の標識には三子山日浦ルート、登山口まで4k、車で15分と書いてある。林道はこの先すぐに未舗装となり、車高の高い車でないと通行が不安なのでバス停付近の広場に車を置き登山を開始する。
民家の横の舗装路を進んで行くと、すぐに緩やかな左カーブとなり、右手には涼しげな川が流れている。真夏の山歩きなので沢の水音を聞きながら進むことはとても嬉しい。カーブを曲がり少し進むと左手にお地蔵様が鎮座されているので登山の無事をお願いする。
お地蔵様を過ごすと舗装路は未舗装林道となり、車の轍が目立つ。林道には水の流れているところもあり、黒いアゲハチョウが水を飲んでいるようだ。しばらくは楽々の林道歩きが続くので周囲の花々を眺めながら進む。暑い日射しが照りつけるので、小さな滝を見つけるととても涼しく感じる。
20分程度進むと左手に分岐を見るがかまわず真っ直ぐ進む。林道を道なりに進めば登山口まで迷わず着けるはずだ。更に少し進むと右手に水場をみることができるので水の調達はこの付近でも充分大丈夫だ。
明るい林道歩きを続けていると、反対側の山が見えてきて檜林がとても美しく感じる。登山開始から35分で峠らしき場所を過ぎ、その先で左鐙方面との分岐に出会う。この分岐を左折し、緩やかな林道を5分も歩くとぱっと開けた伐採地に出る。
明るい伐採地は隠れるところが無く、強い日射しを一身に浴びながら歩くことになるが、周囲の展望が開けているので全く気にならない。ただ、周囲が霞んでいるのですっきりとした展望とは言い難いようだ。伐採地からの展望をゆっくりと楽しみながら進んでゆく。
見る角度が変わることにより、同じ方面の展望が少しずつ変化して行くことが分かって感激する。伐採地の中を高度を上げながら少しずつ進み、歩いてきた方向を振り返ると長い距離を歩いていることを実感する。15分程度の伐採地歩きを経て林道の中に入ることになる。
ゴロ石の林道に戻り、倒木の箇所や木漏れ日の中の林道歩きを続けること25分で三子山登山口の標識の立つ登山道の入口に到着した。左手に50mで水場の標識もあるが何の心配のない林道を歩いてきており、本日用意した水はまだ沢山残っている。水場については下山の際に確認をすることにした。この登山入口まで日浦バス停からは1時間20分を要した。
休憩もなしでそのまま林道から登山道に取り付くことにしたが、登山道にはいると同時に急な坂道となり、日頃の運動不足を露呈するかのように足取りが遅くなってきた。・・・昨日ゴルフで18ホールをフルに歩いたことを思い出した。道理で坂道になると足取りが重いはずである。
檜の植林帯は一本調子の急坂のようなので、木の根っこに座り込み少し休憩を取ることにした。場所は標高660m付近、登山開始から300m以上登ってきていることは確かだ。植林帯を吹き抜ける風がとても涼しい。5分程度何も考えずに休憩を取ると体全体に元気が戻ってきたようだ。この先残りの高度差は140m程度、急な坂をゆっくりと進むことにした。
左手にはクマザサが広がり、すぐに尾根道に入った事がわかった。木漏れ日の差す植林帯を快適に進んで行くのがだんだん楽しくなる。そのうち坂道が少しきつく感じ始めるともうピークが近い予感、少し傾斜を我慢して進むと南峰の山頂に到着した。登山入口からは約35分の行程であり、途中5分程度の休憩時間を除くと歩行時間としては30分程度と思われる。
南峰は広く平坦な場所であるが周囲には展望は全くない。ただ、中央に南峰の標識が立っているだけの山頂である。南峰を出発するとすぐに一旦下ることになる。右手が雑木、左手が植林帯のくっきりと仕切られた中央の登山路を鞍部まで下りて登り返す。急な坂道を上り返すともうそこは三角点の立つ中央峰である。南峰からは10分の行程である。
中央峰も明るい山頂ではあるが周囲の展望を望むことはできない。少し西方面に向かうと明るい植林帯に出るが、木々の背丈が高くなっているので木の間越しの展望しか得ることができなかった。広い中央峰を出発して更に登山路を進む。
一旦中央峰から明るい道を下って行くと先が明るく開けて来る。左手には本日の最終目的地である岩乗への標識が現れた。その先右手には匹見方面につながる下山道が続いている。ここで少し気合いを入れて北峰に向かう階段に取り付く。横木の階段道を少しずつ登って行き、中央峰からは10分で北峰に到着した。やはり北峰からも周囲の展望は無く、すぐに岩乗に向かって出発する。
北峰から鞍部まで下り、登り返して行くと少しずつ岩が足下に目立ち始め、急な坂を我慢して登って行くとまもなく前方が明るくなり、中央に松の立つ岩乗に到着した。岩乗と呼ばれる展望地からは西方面以外の展望が開けており、とても明るい場所である。
周囲を眺めると本日は少し霞んでおり、くっきりとした大展望を眺めることはできなかったが、遠くに安蔵寺山・大神家岳等の展望らしき稜線を見ることができた。晴れた日に見回すと浜田の名峰大麻山。日本海に浮かぶ高島等を見ることができるそうだ。しばらく霞の晴れるのを待ったが、展望の状況がほとんど変わらないので下山を開始することにした。
岩乗から北峰・中央峰・南峰を経由して一気に下りようとするのだが三つのピークを山の字を書いて下りて行くため、ゆっくりと下りて行くことにした。岩乗からは
40分で林道に到着、早速水場を探しに林道を進んで行くのだが、元水場のあった付近は荒れているようで、水場を特定することはできなかった。なお、林道は少し先から荒れており、とても歩いて行ける状況では無かった。
林道を引き返し、伐採地からの展望をゆっくりと楽しみ、見落としていた花を観賞しながら登山口に向かって下りて行く。何の心配もない林道をゆっくりと下りて行くのはとても気持ちがよい。周囲に花々が美しいのでなおさら楽しい林道歩き、たっぷりと道草を食いながら登山口まで戻った。三子山の林道では沢山の花を見ることができた。素晴らしいお花畑のような林道である。

 

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