連覇とは？/ プロミス
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突き抜けるような青空の下、栗毛の馬体が黄金色に輝く。ＮＨＫマイルＣ快勝後もディープスカイは順調そのものだ さあ、ダービーだ！！ 今年は皐月賞馬が不在で混戦模様となっているが、ＮＨＫマイルＣで圧倒的な強さを見せたディープスカイが、覇権交代に向けて万全の仕上がりを見せている。騎乗するのは、昨年のウオッカで６４年ぶりの牝馬の優勝を決めた、四位洋文騎手（３５）。連覇を狙うダービー・ジョッキーの本音に迫った。第７５回 日本ダービー 最終登録馬◇−−昨年、ウオッカで日本ダービーを初制覇しました 「すべてのホースマンが目標にするレース。ダービーは一世一代のものだし、他のレースとは違う。僕にとっても、ダービーは子供のころからあこがれていたレースだったし、勝てて本当に幸せだった」−−今年はディープスカイとのコンビで（騎手）連覇の偉業に挑みます 「これまでに、アグネスデジタル、ウオッカなど、素晴らしい競走馬に騎乗させてもらってきたけど、それらの名馬たちと比べても、ディープスカイの素質は、遜色のないモノ。すごく才能があるし、これからさらに良化していく馬だよ。（骨折休養で）皐月賞馬（キャプテントゥーレ）はいないし、今年のメンバーならチャンスはあると思う。（自身の連覇は）意識していないけど、できればいいね」−−ＮＨＫマイルＣを振り返ってください 「折り合いもスムーズだったし、最後の直線でも鋭い反応を見せてくれた。文句なしの内容で勝ってくれた」−−長所は？ 「末脚が切れるし、“走る”ところだね。ボクが２回乗って２回（毎日杯、ＮＨＫマイルＣ）とも勝っているところもセールスポイント。負けていないのが１番だよ。勝っているということは、もっと走れる可能性だってあるわけだから」−−この中間も騎乗しています 「ちょっとでも、この馬のことが分かるようにと思って乗っているんだ。多少、物事に敏感なところはあるけど、体調は変わりなくいい気配を保っているし、元気いっぱい。馬がグングン良くなっているよ。（２２日の）１週前調教も文句なしの動きだった。とにかく無事に本番を迎えたい」−−２４００メートルは 「折り合いがつくし、距離は大丈夫じゃないかな。こなしてくれると思って騎乗するだけ」−−ＧＩウイナーとなり、マークは厳しくなると思います 「他の陣営も目一杯の仕上げで臨んでくるし、ダービーを勝つことはそんなに甘いものじゃないよ。ただ、そういうプレッシャーをディープスカイが跳ねのけてくれると信じて乗る」−−意気込みを 「有力馬に騎乗できるのは幸せなこと。この馬にはいいイメージしかわいてこないんだ。ダービーはこの馬にとって１回きりのもの。厳しいレースになると思うけど、細心の注意を払って騎乗する」（聞き手・宇恵英志）■【四位 洋文】（しい・ひろふみ） １９７２年（昭和４７年）１１月３０日、鹿児島県生まれの３５歳。９１年３月にデビュー。４歳牝馬特別（ゴールデンジャック）で重賞初勝利を飾った４年目の９４年に５６勝をあげて飛躍。００年に初の年間１００勝（１０１勝）を記録した。ＪＲＡ・ＧＩはディープスカイのＮＨＫマイルＣをはじめ、０７年の日本ダービー（ウオッカ）、菊花賞（アサクサキングス）など１１勝。２６日現在、ＪＲＡ通算１１４４勝（重賞５５勝）。今年は２３勝で全国２０位。１メートル６０、５０キロ。血液型Ｂ。★２６日のディープスカイ 全休日のこの日は、滋賀県・栗東トレーニングセンターの自厩舎で静養した。前日２５日には坂路を１本、リズム良く駆け上がり、好調を維持している。「ＮＨＫマイルＣ後はカイバ食いも落ちず、回復は早かった。先週も見た目以上に速い時計が出たし、追い切ったあとも気負うところはなかった。さらに調子は上がっていると思いますよ」と昆貢厩舎の堂本和裕助手も好気配を伝えた。■連覇 これまでダービーを連覇した騎手は武豊（９８年スペシャルウィーク→９９年アドマイヤベガ）だけ。またダービー２勝以上の騎手は１１人（武豊４勝。ほか１０人は２勝）。２勝の１０人は引退しており、四位が勝てば現役２人目の２勝ジョッキーとなる。 ★ケータイでもっとケイバ！サンスポコムが提供する携帯サイトならいつでもどこでも、もっと競馬情報を手に入れられます！ |
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